生き続ける意味
その後、あたしはおどしだとわかっていても、怖いのでいちようちゃんと朝ごはんを食べた。
まあ、食べようと思えばたべれるんだけどね。
10時に、茜さんから呼ばれていきなり診察室へ。
「...ねぇ、茜さん。やだ、やりたくないの...。」
もう歩くのも嫌で、腰がひけてるんだけど...。
でも、こんなあたしになれてる茜さんには、全く動じない。
「はいはい、頑張ろうよ?嫌って行ってもどうせやることになるのよ?」
...茜さん、怖い。
わかっててはいても、嫌なものは嫌で、だらだらと歩いていると、診察室で待ってるはずの亮樹兄ちゃんが歩いてきた。