生き続ける意味
んー、なにして遊ぼう。
だれか声かけるとか?...いやいや、しらない小さい子と遊ぶのもな... 。ヒナはいないし。
とりあえず、散策してみよう。
「桜ちゃん?」
突然、背中を叩かれた。
振り返ると、そこには。
「あっ... 晴ちゃん?」
長い黒髪に、ピンク色のほっぺ。白い手足に... あれ?車イス?
「晴ちゃん、車イスだったの?」
晴ちゃんは苦笑い。
「うん。足の力が入らなくて。調子のいいときははずせるんだけどね。」
そう力なく笑った。