生き続ける意味
陽介の一言で、俺たちだけしかいなかったナースステーションは一気に静まり返った。
聞こえるのは、時計の針の音だけだ。
俺はたまらず、頭を抱えた。
くしゃくしゃと髪をみだして。
.....どうして。こんなになったんだろう。
俺が、俺のやり方が悪かったのか?
それとも...なんだっていうんだよ...!!
悪化してるとわかって悲しくて、力不足の俺に腹が立った。
「もうすこし...俺があのとき無理矢理にでも、はやく病院に来させて入院させとけばよかったかな...?」
自分でも情けないくらいの弱々しい声で、震えていた。
そんな俺の様子を見てか、肩をポンとたたく陽介。