生き続ける意味





あたしの体が、そう言ってる気がする。


勘ってやつ。


だけど、なぜか本当にそんな気がする。





そうと知ったら、亮樹兄ちゃんはあたしを病院に連れてくと思う。

悪かったら入院しろって。


だから、やだ。

受験だけは.....受けないと。

みんなと、高校行けなくなっちゃう。









けど。そんな理由を翔に話せるわけがなく。



ただ、真剣なまなざしをむけた。








「......わかった。ただし、薬をちゃんと飲め。あと、これ以上具合悪くなったら絶対言えよ?」




「ありがとう...翔。」




そして、ごめん。


その約束は、受験終わるまで、できそうにないや...。









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