生き続ける意味
それ... あたし..のことだよね?
なに... 悪くなったって。
なに、最終手段って?
...どういうこと...?
クラッ
「うっ...」
まためまいだ。
たまらずその場に座り込む。
おさまれ... おさまれ...!
「うっ...... ふぅ...」
しばらくしたら落ち着いて、また立ち上がろうとした。
やばい... 力がっ...
っていうか、こんなだから悪化したんだね。
もう症状がでまくってる。
「はは... もう嫌でも思い知らされるじゃん...。」
これ... 夢?夢かな?
夢だったらいいな。
ついでに、この病気もぜんぶ夢だったらいいのに。
なんとか壁に寄りかかり、安定してきた。
ってことは... 卒業式も出れない?
このまま... 入院じゃん...。
じゃあ、あれで学校は最後だったってこと?
「...ッ!やだ... やだよ... 。」
情けないくらいの声。
次々と涙が出てくる。
やだ。このまま入院なんて、絶対に。
「... 帰る。」