生き続ける意味
カーテンも閉まってるから、暗い。
そのなかで、揺れながら灯るろうそく。
すごく、きれい...。
あたしはベッドの上に座ると、翔と実優も横にのってきた。
ぎゅっとなって、窮屈だけど、なんだかあったかい。
亮樹兄ちゃんだけ、そばに置いてあったパイプイスに座って。
「ねぇ桜、写真とろ!せっかくだもん。」
そう言って、実優がポケットから携帯を取り出した。
「俺とろうか。」
「あっ、お願いします!」
亮樹兄ちゃんが携帯をもって、構えてる。
「いくよー。はい、チーズ!」
パシャリ、と撮られた写真。
「亮樹兄ちゃんっ、見せてー!」
携帯をもらい、3人で確認。
ふふっ、なんだかすごいうれしい。