生き続ける意味
ズキンッ
「っ..!ぁっ...」
いたい...傷がいたい。
じんじんする。
しばらく歩いて、プレイルームの方に来ていた。
いつもどおりガヤガヤしていて、小さい子が出入りしてる。
「桜ちゃん?」
「あっ、桜ねーちゃん!」
え...?
どこか久しぶりな声が聞こえたと思ったら、いきなり後ろから抱きつかれた。
「わっ... !ヒ、ヒナ?」
っていうか、背中... 傷... めちゃ痛い...。
「ねーちゃん!桜ねーちゃんだぁ。」
キャッキャと笑うのは、ヒナ。
だいぶ顔色が良くて、跳びはねてる。
「桜ちゃん... 久しぶり。」
「えっ... は、晴ちゃん?」