生き続ける意味
もちろん、そのあとは意識しないはずがなく、パーティが、終わった。
っていうか、翔がいけないんだからね。
うん、そうだ。
一人で勝手にわりきりながら、パーティの後片付けをする。
「どう?楽しかったー?」
ビクッ
「びっくりした…楽しかったよ?亮樹兄ちゃん。」
"そっか"と笑う亮樹兄ちゃんは、もうお医者さんの顔じゃなかった。
「あ、荷物整理しときなよ?」
「あっ、はーい!」
あたしは2階に上がり、自分の部屋に行った。
大きく息を吸って、吐いて、ベッドの上にドカッと座った。
ここの部屋の空気吸うの、久しぶりだなぁ…。
そうだっ!
あたしは、本棚の一番奥からノートを取り出した。