生き続ける意味
* at 診察室
いくら、暖房が入ってる病院だって、熱があれば寒い。
思わず、亮樹兄ちゃんの体にしがみつく。
「...寒いか?」
あたしは、小さくうなずいた。
なんだか、頭がぽーっとしてきた... 。眠気もすごいし。
「あと少しだから、がまんして。」
そう言って、背中をトントンとたたいた。
それにしても、夜の病院っていつきても不気味。とくに、トントンって響く足跡が余計に怖さをひきたてる。
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