螺旋階段(書いてる途中です)
香澄「ただいま。」
紀一のテーブルへ先程購入したお酒を用意する。
けれども、紀一が名前を呼んだのは、恭子でもなく、私でもなくて、2つ年下の妹、桜だった。
紀一「おい、桜呼べ、桜ぁー!」
恭子はさっき自分の身に起こった事を、まるで何事もない様にして、紀一に笑顔で接する。
勿論、口唇の血痕も、いつの間にか消えていた。
恭子は私が見ていない間に、紀一への『配慮』がとても素早くて、私は恭子を『母』と言うよりも『女』として視線で追い掛ける様になった。
香澄「桜。ねぇってば。」
私は勝ち誇った気がして。
恭子よりも素早く、紀一の顔色を察知して桜を呼びに行った。
桜はいつも怯えていたので、押し入れの中に隠れている事は知っている。
私は押し入れのドアを開けた。
桜「ヒイッ…お、お姉ちゃんか。」
私は酷く苛立った。
香澄「お前何様のつもり?私に向かって『お姉ちゃんか』って何のつもり?」
桜は私に怯えて押し入れのもっと奥に隠れる。
桜は未だ三つだ。
桜「ごめんなさい、お姉様。…パパとママ、未だ怖い事しているの?」
私は桜の、腕を掴み告げた。
香澄「それは謝っているうちに入らない。解っているなら早く私の手伝いをしな。桜!」
桜の手を引いて、私は二階から降りる。
きっと桜も私の足音に気付いて居たのだろう。
紀一のテーブルへ先程購入したお酒を用意する。
けれども、紀一が名前を呼んだのは、恭子でもなく、私でもなくて、2つ年下の妹、桜だった。
紀一「おい、桜呼べ、桜ぁー!」
恭子はさっき自分の身に起こった事を、まるで何事もない様にして、紀一に笑顔で接する。
勿論、口唇の血痕も、いつの間にか消えていた。
恭子は私が見ていない間に、紀一への『配慮』がとても素早くて、私は恭子を『母』と言うよりも『女』として視線で追い掛ける様になった。
香澄「桜。ねぇってば。」
私は勝ち誇った気がして。
恭子よりも素早く、紀一の顔色を察知して桜を呼びに行った。
桜はいつも怯えていたので、押し入れの中に隠れている事は知っている。
私は押し入れのドアを開けた。
桜「ヒイッ…お、お姉ちゃんか。」
私は酷く苛立った。
香澄「お前何様のつもり?私に向かって『お姉ちゃんか』って何のつもり?」
桜は私に怯えて押し入れのもっと奥に隠れる。
桜は未だ三つだ。
桜「ごめんなさい、お姉様。…パパとママ、未だ怖い事しているの?」
私は桜の、腕を掴み告げた。
香澄「それは謝っているうちに入らない。解っているなら早く私の手伝いをしな。桜!」
桜の手を引いて、私は二階から降りる。
きっと桜も私の足音に気付いて居たのだろう。