[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。



からかうようにそう言うとトンッと俺の腕に実花は軽く頭突きをしてから笑った。


「私は平気。だって、湊君がいるから」


「は?」


「何かあったら、湊君が助けてくれるでしょ?」



……あー、一撃必殺、
軽く心臓撃たれた気分なんだけど。



「…いや、巻き込まれたくないから放置して帰る。いつもと同じ時間……は無理だろうけどあんまり生活リズム崩したくないからもめ事に時間拘束されるのはカンベン」


「ええ!?薄情者!!ストイック人間!!」



嘘だよ。
実花に何かあったら、俺が絶対に実花を助けるよ。

絶対に俺が実花を守るよ。



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