[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。
私と湊君は連れだって前のホワイトボードのところへ行き、委員長が書いた【1時~2時】という字の隣にそれぞれ自分の名前を書いた。
しばらくしてから、委員全員分の名前でホワイトボードが埋まった。
人数のバランスはちょうどいい。
これならジャンケンとかでの人数調整は必要ないよね?
「……よし。それじゃあこの時間割でお願いします。私はクラス当番の時間以外常に巡回してるので何かあれば放送部に頼んで私を呼び出してください」
そう言って委員長は微笑んだ。
「それじゃあ、今日は急な呼びかけに集まってもらって本当にありがとうございました。これで今日の委員会を終わります」
その言葉で委員は椅子から立ちあがり、パラパラと散らばり教室から出て行く。
私も椅子から立ち上がっていると長松君が声をかけてきた。
「二條さん、俺も1時台に巡回当番だからさ一緒にまわらない?」