[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。



湊君の胸の中で、私は喜びが抑えきれず微笑んだんだ。



♡♡♡♡



「ていうか、湊君だったんだね。お母さんに文化祭の連絡したの」



文化祭が終わり、片付けも済ませてから私と湊君は家に帰った。

……さすがに家が同じっていうことはバラしたらまずいっていうことで、登下校は別々だけど。


家に帰ると、お母さんが私に向かって満面の笑顔で「おめでとう」って言ってくれたの。



それから、動きたがるお母さんをなんとか座らせ私と湊君で晩御飯を作っている。



「まあな。実花が喜ぶと思って」



さらっとそんなことを言ってのける湊君は本当に優しい人だと思う。



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