[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。
「なんで分かったんだ?予知夢?」
そう言うと実花は首を横に振る。
「だって伊塚君はいちいち細か……繊細だから昨日から神経すり減らしてるだろうなーって思って」
「悪かったな、いちいち細かくて。でもありがと」
俺はありがたくエナジードリンクを受け取り、キャップを外して飲みはじめる。
……なんか、すごい視線感じるんだけど。
口を小さな瓶からはずし、首をかしげる。
「奈津美?俺の顔になんかついてる?」
俺の顔をじっと見つめる奈津美を見つめ返すと、奈津美は首を左右に振った。
「あっ……ううん!!なんでもないよ」
「……ふーん?」
じゃあなんで見てたんだよ?とは聞かない方がいいのか?
奈津美、もう島北と会話始めたし。