君の涙が夕焼けに染まる
前編
「君の涙が夕暮れに染まる」
これはあの高3の夏の日のこと。
彼女の大切な初恋が終わった。
俺の名前は、如月翔馬。
彼女は、綾瀬麻衣。俺の幼馴染。
そして、俺の初恋の相手だった。
だけど、彼女は高校に入学してから
一つ上の先輩に一目惚れし、付き合うことに
なったのだ。
俺の初恋はあっけなく終わったが
麻衣が幸せになるならよかった。
だから、俺はずっと見守っていた。
あれから、二年。俺らが高3になった今も
二人はずっと付き合っている。
先輩の卒業式、麻衣はずっと泣いていたのを
俺は覚えている。
今週末も先輩とデートがとか言って浮かれているが、もうなれた光景だ。
「翔馬ー!見てみて!」
「何だよ…」
「このキーホルダー、この前先輩に買ってもらったの!もう宝物だよ!」
そう言って、変わったウサギのキーホルダーを俺に見せてきた。正直趣味を疑うレベルだが、まぁいい。
そんな帰り道、俺はその先輩を街で見かけた。
隣に俺と同じ学校の制服を着た女子がいる。
きっと、麻衣だろうと思ったその時、
その女子のバックにあるものがなかった。
あのキーホルダーだった。
その時、確信した。
それは浮気だと。
すぐ様、写真を取り、彼女の家へいった。
ピーンポーン
『はーい!あっ!翔馬ー!どうしたの?』
「な!これって、先輩じゃないか?…」
彼女に写真を見せると、彼女の顔が
青ざめていく。
『嘘でしょ…はは…
翔馬。うちをそうやっていじめるつもり!?
』
違う。そんなつもりではなかった。
『もう…来ないで。』
彼女は、泣きながら家に入っていった。
それは、とある夕暮れだった
これはあの高3の夏の日のこと。
彼女の大切な初恋が終わった。
俺の名前は、如月翔馬。
彼女は、綾瀬麻衣。俺の幼馴染。
そして、俺の初恋の相手だった。
だけど、彼女は高校に入学してから
一つ上の先輩に一目惚れし、付き合うことに
なったのだ。
俺の初恋はあっけなく終わったが
麻衣が幸せになるならよかった。
だから、俺はずっと見守っていた。
あれから、二年。俺らが高3になった今も
二人はずっと付き合っている。
先輩の卒業式、麻衣はずっと泣いていたのを
俺は覚えている。
今週末も先輩とデートがとか言って浮かれているが、もうなれた光景だ。
「翔馬ー!見てみて!」
「何だよ…」
「このキーホルダー、この前先輩に買ってもらったの!もう宝物だよ!」
そう言って、変わったウサギのキーホルダーを俺に見せてきた。正直趣味を疑うレベルだが、まぁいい。
そんな帰り道、俺はその先輩を街で見かけた。
隣に俺と同じ学校の制服を着た女子がいる。
きっと、麻衣だろうと思ったその時、
その女子のバックにあるものがなかった。
あのキーホルダーだった。
その時、確信した。
それは浮気だと。
すぐ様、写真を取り、彼女の家へいった。
ピーンポーン
『はーい!あっ!翔馬ー!どうしたの?』
「な!これって、先輩じゃないか?…」
彼女に写真を見せると、彼女の顔が
青ざめていく。
『嘘でしょ…はは…
翔馬。うちをそうやっていじめるつもり!?
』
違う。そんなつもりではなかった。
『もう…来ないで。』
彼女は、泣きながら家に入っていった。
それは、とある夕暮れだった
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