Dear My Friends
title:(no title)
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サオ
おめでとー!
じゃあ、あたしと元
太は帰りま~す(^-^)



送信ボタンを押して、すぐさま前を歩く元太を追いかけた。

「よかったねー」

大きく体を伸ばして、空気を思い切り吸い込んだ。
冷たい空気が、スッと体に浸透した。

「まあ、こーなることはわかってたけどね~」

サオと翔くんのその後を本当はもうちょっと見ていたかったけど、あたしたちは先に帰ることにした。

というか、元太が行っちゃったから、仕方なく帰るんだけどね。

「なんか嬉しいよね~? 今ごろどうしてんのかなー?」

あたしの顔はほころびっぱなしで、ニコニコ顔が止まらない。
だけど、どんなに話しかけても、元太から答えはなかった。

「ねえ、ゲンタ? 聞いてる? さっきから喋ってんの、あたしだけなんだけど?」

なぜかあれから、黙ったままの元太。

あたしが振り向いたから、少し後ろを歩いていた元太と目が合った。

「ねぇ…何か言ってよ」
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