2人の運命…
第三章 深い傷
―…。
「おはよ樹」
「おはょ!」
あたしは相変わらず寝起きが悪い。
起きると必ず不機嫌になる。
一体この性格誰に似たんだか…。
あたしはふと思い付いたかのように樹を見つめた。
「なんだぁ」
「あ…あのさ!あと2ヶ月したら河原町とかの祭りあるぢゃん?誰かと行く予定ある?」
「ぁーわりぃ、俺その日祐介と幸助と一緒に行くんだ」
えー…。
そんなぁ…。
凹みながらも、あたしは了承した。
「そっかぁ。わかったよ!!!」
あたしは帰る準備をして時間になるまでまった。
「わりぃね!!!」
「大丈夫ょん☆」
あたしは怪しまずに、了承をえた。
それがいけなかったんだなとあとから知ることになる。
あの出来事に…。