2人の運命…
―…。
「はぁ~人多い…」
人混みが嫌いなあたしには、とても苦痛だった。
「ぁれ?」
遠くの方を見ると、樹らしきの人を見かけた。
そしてあっちも気付き、こちらに来た。
「りぃちゃんってどっちー?」
樹の友達の祐介君がひょいと顔をだした。
「あたしです…」
「おー!!!」
「また会ったね」
「ぅん」
隣の隣を見ると、恵介君もいた。
「恵介です!」
「こんばんは」
人混みの中、皆元気…っていうよりもはっちゃけていた。
この人等元気だなあー…。
「ねぇりぃちゃん!」
「はぃ」
「誰か紹介して!」
はぁ…。
何でそうなんの苦笑
「いたら紹介します」
「…笑」
「んじゃあたし等行くね!!!」
「おう!」
樹等と別れて、再び場所を探した。