溶ける部屋
☆☆☆

それぞれのプレートがドアの前に貼られると、いよいよ林間学校のような雰囲気になってきた。


制服姿が余計に学校の行事感を加速させている。


「よし、そろそろ寝るか!」


健が欠伸をしながらそう言った。


「そうだな。明日また話し合いをしよう」


トシが言う。


「じゃぁ、おやすみ」


そう言い、あたしたちはそれぞれの部屋に入って行ったのだった。
< 30 / 205 >

この作品をシェア

pagetop