トイレからの溺愛警報!!〜そんな可愛い顔すんなって!〜
読んでた漫画から、
目を離し、龍之介を見ると、


……


ちょっと!!

いきなり
そんな顔しないでよ!!

まるで今にも泣きそうな……
迷子になったかのような子犬の目……。



「……ごめん。言い方酷かったね。えーっと突然で、なんか、よくわかんないけど、とにかく、彼氏とか考えてもなくて、ね?」

「柚ちゃん、それ、同じだよ?」


……そんな事言われてもさ!!

あの告白で、
どうやって、本気で答えりゃいいのさ!

どっちにしたって、

今まで弟って思ってた、龍之介からそんな事言われてもだよ!?


「あー。ごめん?でも、本当に、だってさ。」

「だって?」

だ、か、ら!!
その目!!

「うー。とにかく!!ない!!」
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