トイレからの溺愛警報!!〜そんな可愛い顔すんなって!〜
でも、それでも
これは、ドキドキとは、違う訳で。


「龍、ありがと、でも、さ、

本当。やっぱり 「うん、分かってるよードキドキさせればいいんでしょー?」


そう言って、私の言葉を遮る。

「いや?あのね?」

「違うの?」

……違う?

いや、ドキドキすれば、恋?

いや、それもなんか違うよーな?

うーん??

悩む私に、



「大丈夫、大丈夫(笑)今胸きゅん勉強してるから!」

そう言って、
私の少女漫画を掲げて見せる。

「うわ、めちゃハードル高っ(笑)これ、ないっしょ(笑)」

そして、
笑ってまた、漫画を読み始めた龍之介。

ま、いっか。

どこまで、本気かわかんないし。

そー。

だって、

トイレなんかで!!
告白してくるんだからね!!
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