桜の花束
気持ち
目に映る景色が変わった。
ただ、ドアが開いただけ。
君が来ただけ。それだけなのに……
「……ハァ、ここにいたんだね」
少し息をきらしながら君が呟く。
「橘……さん?なんで、屋上に」
「これ、落とした」
そうして、橘はズボンのポケットから何かを取り出す。
……あ!
「が、学生証?」
ひどい顔写真見られた////
「そう。さっき華野がすごいダッシュして逃げたじゃん、その時に。」
そして優しく私の手をとって学生証を渡してくれた。
「あ、ありがとう、ございます。」
「別に。もう落とすなよ?」
少しだけ、微笑んでくれた気がした。
かぁーっと顔が赤くなっていく感じがした。
な、なにか話さなきゃ!
「さ、さっきは、逃げてごめ」
言いかけたその時
「春輝ぃぃぃ!!!」
大きな叫び声と共にまたドアが開いた。
ただ、ドアが開いただけ。
君が来ただけ。それだけなのに……
「……ハァ、ここにいたんだね」
少し息をきらしながら君が呟く。
「橘……さん?なんで、屋上に」
「これ、落とした」
そうして、橘はズボンのポケットから何かを取り出す。
……あ!
「が、学生証?」
ひどい顔写真見られた////
「そう。さっき華野がすごいダッシュして逃げたじゃん、その時に。」
そして優しく私の手をとって学生証を渡してくれた。
「あ、ありがとう、ございます。」
「別に。もう落とすなよ?」
少しだけ、微笑んでくれた気がした。
かぁーっと顔が赤くなっていく感じがした。
な、なにか話さなきゃ!
「さ、さっきは、逃げてごめ」
言いかけたその時
「春輝ぃぃぃ!!!」
大きな叫び声と共にまたドアが開いた。