青蝶を包む朱い羽


部屋を荒らし、何も手を着けていない
食事の皿を私に
投げてきた御坂は正気じゃない。


「お前なんかっ、いらねぇんだよ!」

「ぐっ、」



痛い・・・苦しい・・・


莉月・・・ごめんね・・・
貴方から離れないといったのに・・・
結局、私は離れてしまった。
貴方に・・・まだ話したいことも、
やりたいこともたくさんあったのに・・・



     








           死にたくないよ








こんなこと思うような人ではなかったのに、
あなたに会ってから変わりすぎたよ。


貴方も少しは変われたかな?




「『真白!』」




え?・・・




「かぁ・・さん・・・莉、月?」



 
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