青蝶を包む朱い羽


そんなこともありながら、
入学式は無事に終わり、私達は今度
飲む約束をして別れた。


「じゃあ、何かあったらすぐ、いってね?」


「うん、わかってる」





これからはそれぞれ、マンションで
過ごすそうです。



親子はやっぱりにちゃうんだよね?


「蓮夜、璃珠・・・早くみつけて、
私達に会わせてね?」

「「あたりまえ!」」


双子が揃っていうと、また2人は喧嘩を始めてしまったが、私たちは
それをとめてから、家にかえる。

「やっと終わったな」

ネクタイをゆるめる莉月は
どことなく安心していた。

「うぅん・・・これからかもしれないよ?」



早く、見つけてきてね?あなた達か
探し求めている蝶と朱雀・・・




すべてにおこる、結末を・・・


そして・・・


2人を包むときめた小さな蝶と小鳥を、
その大きな羽で包んであげなさい・・・






 

 
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