チャリパイ10~産業スパイにご用心~

「それじゃあ、あゆみちゃん♪お姉さんと金魚すくいの練習しようね~♪」


「ハ~~イ♪」


てぃーだは、あゆみの手を引いて水槽の方へと向かった。


「あの…私には教えて貰えないんですか?」


そう言って、不安そうに質問する祭に、てぃーだは持って来たバッグを手渡して答える。


「祭さんには『別メニュー』を用意してあるわ♪…このバッグを開けてみて」


バッグの中から出てきたのは、何ならバネのたくさん付いた得体の知れない代物であった。


「何ですか…?これ…」








「それは『金魚すくい養成ギブス』よ♪
祭さんは、それを付けて素振り500回ね!」


「・・・・・・」


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