チャリパイ10~産業スパイにご用心~

てぃーだが網を持った右手を力強く振り下ろすと、それと同時に水槽から何十という水柱が同時に湧き上がった!


「うおぉぉ~っ!
なんだこりゃああ~っ!」


目の前の光景に、金太郎は座っていた椅子から転げ落ちた。


その水柱の上には、無数の金魚…そして、あの
四天王までもが宙に浮いている。


ちょうどその時、祭会場に上がった花火が…


まるで、宙に浮かび上がった金魚達を幻想的な光で演出していた。



「わぁ~♪キンギョさんキレイ~♪」






無邪気な顔で、あゆみが嬉しそうに声を上げた。

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