先生、あのね
0プロローグ
何で一番前の席って空くのかな。

もちろん、よく当たるし、寝てたら起こされるけどね。


でも私にとっては特等席だ。



話しかけてもらえるし、

顔も覚えてもらえる。



何てラッキーなんだろう。




大好きな久方(ひさかた)先生。

この一年が終わったら、私は遠方の大学に進学する。



離れたくない。


もっと先生のそばにいたいよ。
< 1 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop