君のコト
私たちの居る所から凛と結城君、それに数人の男子と女子がいる。

『やっぱ結城君って凄いなぁ』

と無意識に結城君をジィーっと見ていた。

「……ゃ………………お〜い綾〜?」

「あ、なっ何?」

「いや何回呼んでも気づかなかったからさ」

私は結城君に見とれていたらしい。

『でもそれだけ見ちゃうって事はやっぱ“好き”なのかなぁ…』

好きって想像してたら顔が熱くなってきた。

『ヤバイ顔赤くなってるかも!?』

「ゴメン!トイレ行ってくるね!!」

玲奈にそう言って私は急いでトイレに走って行った。

「やっぱ顔赤いなぁ…」

トイレの鏡で見てみると頬の部分がピンクになっていた。
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