memory〜紅い蝶と私の記憶〜
街案内も理由の1つ。
だけど本来の理由はきっと…。
私の、気分転換。
事故にあって記憶を失って。
目が覚めてすぐに転校して…休む暇もない。
その上、最近よく思い出す記憶の破片。
無意識に顔に出ていたのかもしれない。
多分だけど、幸助先輩も美鈴ちゃんと一緒に今回のことを考えてくれたんだと思う。
倉庫を出る時、いつも以上に笑っていたし。
お兄ちゃんは鈍感そうだから気づいていないだろうし、高松君もその様子からして同じだろう。
本当に…。
「ここは温かいね」
「ん?何かいったー?!」
声に出ていたのか、高松くんが聞いてくる。
バイクに乗っているため、風の音でなかなか聞き取りづらい。
「何も言ってないよー!」
「そっかー!あ、もう着くよ!」
もう着くのか…。
行ってから帰ってくるまで、時間経つの本当に早かったな〜。
それだけ楽しかったってことなんだけども。
ちょっと寂しいな…なんて。
だけど本来の理由はきっと…。
私の、気分転換。
事故にあって記憶を失って。
目が覚めてすぐに転校して…休む暇もない。
その上、最近よく思い出す記憶の破片。
無意識に顔に出ていたのかもしれない。
多分だけど、幸助先輩も美鈴ちゃんと一緒に今回のことを考えてくれたんだと思う。
倉庫を出る時、いつも以上に笑っていたし。
お兄ちゃんは鈍感そうだから気づいていないだろうし、高松君もその様子からして同じだろう。
本当に…。
「ここは温かいね」
「ん?何かいったー?!」
声に出ていたのか、高松くんが聞いてくる。
バイクに乗っているため、風の音でなかなか聞き取りづらい。
「何も言ってないよー!」
「そっかー!あ、もう着くよ!」
もう着くのか…。
行ってから帰ってくるまで、時間経つの本当に早かったな〜。
それだけ楽しかったってことなんだけども。
ちょっと寂しいな…なんて。