memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「わかった。学校が終わったら倉庫に行けばいいの?」


「ああ。紅蝶も学校が終わってからくるらしいからな。場所は俺たちの倉庫でやるし」


ほうほう。


さすがお兄ちゃんたちの憧れる族。


不良で暴走族に入ってても、学業は疎かにしないところを見ると…。


結構真面目な人が多いのかな?


「了解!終わったらすぐに向かうね!」


「おう。気をつけろよ」


「はーい」


私の返事に満足したのか、私の頭をポンポンと撫で、昶の肩にポンポンと同じく叩くと家の中へと入ってしまった。


うむ、我が兄ながらイケメンでした。


「…とりあえず学校行こっか」


「うん、そうだね」


…って、歩き出したのはいいけどこの無言のオンパレード!!


本当にキツいです!!


何か話題…あ。


「昶、同盟ってどういうものなの?」


話題あった!


同盟のこと聞こうと思ってたしちょうどいい!










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