memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「同盟のことはわかったよ。私は何をしたらいいの?」


お兄ちゃんは向こうも姫がくるから…とか言ってたけど、まさか座ってるだけだけじゃないよね?


ちらっと昶を見ると、キョトンてした顔をしている。


…え、これはまさかのまさか?


「星南は会議を見届ける役目だよ?」


やっぱりかーーーーー!!!


「それ私いるの?」


見届けるって座ってるだけってことだよね?


え?私いる?


「いるよ!星南はmoonの姫なんだから!」


「ちょっ!声大きいよ!」


ほらー!


そんな大きな声で叫ぶから、周りの人がなんだなんだとこっち見てるじゃん!


「ご、こめん」


「いいけど…姫ってそんなに大事な存在なの?」


うん、これも前に聞いた気もする。










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