memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「…星南?」


「え…っ?」


待って?!


今私は何を考えた?!


「星南?大丈夫か?」


「あ?!う、うん!大丈夫!そ、そうだっ!早く昶に返事しないとね!」


あははは〜と笑いながら、保留ボタンを押す。


「あ、昶!お待たせ!」


『大丈夫だけど…なんでそんなにテンパってるの?』


「なんでだろうね〜っ?」


こんな時こそ鋭くなくていいからっ!


「あ!そうそう!昶今どこ?準備したら向かう!」


『星南の家の近くの公園。…待ってるから。気をつけてね』


「うん!」


ふぅ…。


近くまで来ていたんだ。


「じゃ、俺は帰るな」


「あ!待って!一緒に出るから!」


っと、その前にお兄ちゃんに出かけること伝えとかないと!


心配しちゃうからね。










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