memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「私が何を言っても、優先順位はいっつもあいつばかり!!姫なんて1人でいい!!だから!!階段から突き落としてやったのよ!!」
…え?
その瞬間、力強く手を握られる。
その暖かい手の主は隣にいる築路のもので。
扉の向こう側からも、すごい殺気が伝わってくる。
中を覗くと、優しい顔からは想像出来ない顔で栞ちゃんを睨んでいる紅蝶がいた。
ということは、姫が階段から突き落とされたというのは本当なの?
でもさっき姫はいないって。
…階段から突き落とされた?
━━ズキンッ!!
あたま、がっ。
だんだん痛くなる頭痛に、汗ばんだ手で築路の手を強く握り返す。
「星南?」
…え?
その瞬間、力強く手を握られる。
その暖かい手の主は隣にいる築路のもので。
扉の向こう側からも、すごい殺気が伝わってくる。
中を覗くと、優しい顔からは想像出来ない顔で栞ちゃんを睨んでいる紅蝶がいた。
ということは、姫が階段から突き落とされたというのは本当なの?
でもさっき姫はいないって。
…階段から突き落とされた?
━━ズキンッ!!
あたま、がっ。
だんだん痛くなる頭痛に、汗ばんだ手で築路の手を強く握り返す。
「星南?」