memory〜紅い蝶と私の記憶〜

水族館へGo!!

「ん〜!いい天気!」


窓から覗く空は晴天で、雲1つない。


爽やかな風。


歓迎会にぴったりの天気!


っと、待ち合わせ時間まで1時間切ってるし、早く準備をしよう。


家を30分に出たら余裕で間に合うし、この調子なら遅刻はないだろう。


…そう、思っていた私を恨みたい。


「いつも早いくせにどうして今日に限って寝坊するのよっ?!」


「わりぃ!昨日夜遅くまで街行っててさ!」


「バカ兄貴!!」


「バカ兄貴っ?!」


このバカ兄貴のせいでただいま駅まで走って向かってます。


理由は簡単。


お兄ちゃんが寝坊したから。


あの後一緒に帰ってきた私とお兄ちゃんなんだけど、私を家に送ると、お兄ちゃんは街に行って治安維持?をしに行ったようで。


それで今朝、お兄ちゃんがいないことに気づいた私は、お兄ちゃんの部屋に入ってビックリ。


だって待ち合わせ25分前、家を出る5分なのにまだ寝ていたから。



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