人事部の女神さまの憂い
6



「ニシユリ、やった!バスった!」

ランチを終えて会社に戻ってくるなり、藤木さんがテンション高くフロアに顔をだした。

取りあえず差し出された手に反応して握手をしてみるものの、何の話だっけと考える。

「あれ?最近リリースありましたっけ?」

「違う、違う。あの美人人事特集だよ。特集YAH●●ニュースのTOPに出てるよ」

「まじですか!?」

急いでPCのブラウザを立ち上げてみると、たしかにニュースのTOPページに特集が取り上げられている。

「うわー、なんか本当に美人ばっかりじゃないですか。これ大丈夫ですかね・・・」


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