好きにならずにいられない
出逢い
朝からキャーという黄色い歓声が聞こえる。
廊下を営業部の爽やか王子こと岡田裕貴が歩いているから。
彼はジャニーズ系のイケメンで誰に対しても笑顔で柔らかい物腰で話し上司からも後輩からも信頼されている会社でもイチニを争う人気者だからだ。
そんな声を呑気に聞いている私は今井舞。
総務部で経理の仕事をしている。
美人というよりは童顔で可愛いと言われる事が多い。
だが性格は物事をはっきり言うタイプで男前とよく評され見た目と性格のギャップが激しいらしく男の人にはあまり良くは思われない。
「舞は王子に興味ないの?」
先輩の小林愛実から声をかけられた。
「ある意味、興味津々ですよ。
完璧過ぎで気持ち悪くて(笑)」
「はは(笑)
って聞いた私も同期なのに知らない」
なんて無駄な話をしていると誰ともなく
「王子の良さがわからないなんておかしい」
なんて声が上がりワイワイガヤガヤと楽しく仕事をして定時で帰宅という毎日。
今日も無事、定時に終わり電車に乗って帰っているとふと歩きたい気分になった。
ひと駅前で降り歩こうと思い付き歩いていると歩道の真ん中で喧嘩をしているカップルを発見。
「なんでそんなこと言うの?」
「だから俺は最初に好きにならないし1度だけの関係で終わりにするからって言ったよな?
それでも良いって言ったのはそっちだから」
うわぁ修羅場。
絶対に顔を合わせず静かに通ろう。
と横を通ろうとすると
女は「最低!」と叫び
男を叩いて怒ってどこかに行ってしまった。
叩かれた男はバランスを崩して横を通っていた私にぶつかり運悪く転んでしまった。
「すみません」
と言い私の手を引き起こして男性は爽やか王子だった。
いつもの彼からは想像もつかない言葉使いや態度からびっくりし慌ててしまう。
でも爽やか王子は私の事は知らないはずと
廊下を営業部の爽やか王子こと岡田裕貴が歩いているから。
彼はジャニーズ系のイケメンで誰に対しても笑顔で柔らかい物腰で話し上司からも後輩からも信頼されている会社でもイチニを争う人気者だからだ。
そんな声を呑気に聞いている私は今井舞。
総務部で経理の仕事をしている。
美人というよりは童顔で可愛いと言われる事が多い。
だが性格は物事をはっきり言うタイプで男前とよく評され見た目と性格のギャップが激しいらしく男の人にはあまり良くは思われない。
「舞は王子に興味ないの?」
先輩の小林愛実から声をかけられた。
「ある意味、興味津々ですよ。
完璧過ぎで気持ち悪くて(笑)」
「はは(笑)
って聞いた私も同期なのに知らない」
なんて無駄な話をしていると誰ともなく
「王子の良さがわからないなんておかしい」
なんて声が上がりワイワイガヤガヤと楽しく仕事をして定時で帰宅という毎日。
今日も無事、定時に終わり電車に乗って帰っているとふと歩きたい気分になった。
ひと駅前で降り歩こうと思い付き歩いていると歩道の真ん中で喧嘩をしているカップルを発見。
「なんでそんなこと言うの?」
「だから俺は最初に好きにならないし1度だけの関係で終わりにするからって言ったよな?
それでも良いって言ったのはそっちだから」
うわぁ修羅場。
絶対に顔を合わせず静かに通ろう。
と横を通ろうとすると
女は「最低!」と叫び
男を叩いて怒ってどこかに行ってしまった。
叩かれた男はバランスを崩して横を通っていた私にぶつかり運悪く転んでしまった。
「すみません」
と言い私の手を引き起こして男性は爽やか王子だった。
いつもの彼からは想像もつかない言葉使いや態度からびっくりし慌ててしまう。
でも爽やか王子は私の事は知らないはずと
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