好きにならずにいられない

寝返りをうとうとすると誰かに抱き締められていて動けない。

目を開けると岡田さんの寝顔があった。

体と左右に動かし腕を緩めようとすると

「おはよう
もう少しさせて」

朝からそんな甘い事を言われドキドキしてしまう。

「おはようございます
恥ずかし過ぎてどうにかなりそうなので腕をほどいてもらえませんか?」

「イヤだ
気持ち良いから離れられない

それに昨日はもっと恥ずかしい事いっぱいしたのに今さらこれくらいで恥ずかしいとか言うなよ

やっぱりお前かわいいなぁ」

「離してください」

「じゃあ離す前に伝えておく

俺はお前が好きだ

遊びなんかじゃなくちゃんと付き合いたいって思ってる

どんどんお前に惹かれているしもっとお前を知りたいって思ってる

森田の事とかあるだろうけど俺との事を考えて欲しい」

真剣な眼差しで言われて

「はい」

としか言えなかった。

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