好きにならずにいられない
「じゃあ今日は土曜だしせっかくだからこれからデートしないか?」

ふたりで出かける準備をして近くのショッピングモールに出掛けた。

「昨日と同じ服だから俺がコーディネートしてプレゼントしてやるから行くぞ

じゃあまずは下着からだな」

「え?下着?」


「当たり前だろ
まずは下着から」

からかうように歩き出す。

下着を売っている店に着くと

「Dカップぐらいだろ?」

と平然と聞いてくる

「なんでわかるんですか?」

「俺を見くびるなよ
触れば大体わかる」

と大きな態度をとる。

「これとか良いな」

と淡いピンクでかわいらしい。
でもそこそこ透けている。

「これはちょっと…」

「試着しろって」

「着ても見せませんからね
サイズが合ってるか確認するだけですから」

「はいはい」

と笑っている。

試着室に入り着てみるとそこそこかわいい。

「サイズ大丈夫か?」

「大丈夫そうです」

というと突然試着室に入ってきてなめ回すように見て

「やっぱり俺はセンスが良いな

可愛いいしお前らしいと思わないか?

あとは触り心地を確かめないと」

と言って胸を触ってきた。

「触り心地もなかなかだからこれにしよう」

一瞬の出来事に呆然としてしまい
なんだか面白くなり笑ってしまった。

それを見て岡田さんも満足そうで下着を買ってくれた。

「次は服だな
ワンピースとかにしよう」

とどんどん買い物は進んでいく。

「なかなか良いですけどやっぱりちょっと胸を出しすぎかなぁって」

「これぐらいのチラリズムが男心をかきたてるの」

「えー」

こんなカップルみたいな会話もつつ買い物デートを楽しんだ。

「では美味しいものでも食べて帰ろう
今日はちゃんと家に送るから」

と言われゴハンを食べてアパートまで送ってくれた。

「ではここの3階なので」

とアパートの前で別れようとすると

「コーヒー飲みたい」

「は?コーヒーですか?」

「じゃあ部屋に行こう」

と一緒に部屋にやってきた。

「コーヒー飲んだら帰って下さいね」

「飲みおわったらな
今日中に飲み終わると良いけどな」

といたずらっ子の顔をしている。
最初から帰るつもりがなかったのだと思い呆れながらも嬉しくなった。

「ちょっと疲れたからごろっとしたい」

と言われ

「ベットで少し横になりますか?」

とベットを案内すると
待ってましたと私を抱きしめてベットにダイブした。

私を抱きしめたまま

「ワガママばかり言って振り回してごめんでも一緒にいたいんだ
ずっと離したくないって思う」

「私もあなたに振り回されても笑顔でいられるくらい気になってます

でも色々と整理しなきゃいけないことがあるのでもう少し待って下さい」

今まで言わなかった素直な気持ちを伝えてしまった。

すると岡田さんは

「気長に待つよ

でもこれは待てない」

と私をゆっくりと押し倒した。

また岡田さんの甘いキスに溺れ

「岡田さん…もっと…」

なんてねだってしまうと

「岡田じゃなくて裕貴って読んで
呼ばなきゃ先にすすめない…」

「裕貴」

その言葉を合図に激しいキスと愛撫が始まった。
またこの日も明け方まで求め合ってしまった。


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