くれなゐ症候群
エピローグ
・
ねえ、修ちゃん
あたしは知っている。
あのとき、翔ちゃんがまだ生きていたことを。
修ちゃんがそれを知りながら、あたしをあの場から去らせたことを。
あたしはぜんぶ、知っているの。
同じ罪を舐め合ったのだから。
ねえ、修ちゃん
あたしは知っている。
あのとき、翔ちゃんがまだ生きていたことを。
修ちゃんがそれを知りながら、あたしをあの場から去らせたことを。
あたしはぜんぶ、知っているの。
同じ罪を舐め合ったのだから。