くれなゐ症候群
「あんな優しい子はいなかったのに。

わたしのために、お花つんできてくれたり、お使いまで引き受けてくれて・・・」



奈緒はなにも言わない。
口の中のトーストを、ミルクティーでぐっと飲み下した。
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