【完】クールな君に告白します



ーーーきっと、好きな男の前でも、あんな笑みを零すんだろう。



いつも、不気味だとか言われてるクセに。


それでも変わりたいと願って、今日も弱音を吐かない……変な女。


……なぜか、心臓の回りがざわついたのは、開け放たれた窓から吹き付けた突風によって、不本意に体温を奪われたせいだ。


それ以外、理由なんかないはずだと言い聞かせ、乱れた髪を必死に整える月城へと視線を向けた。



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