【完】クールな君に告白します



「……わかった、よ」


「……、」


「早くしなきゃ冬休みになっちゃう……だから、椎名くんに告白する……練習で、ちゃんとします……」


「っ、」



言い終えたあとは、もう椎名くんの顔を見れなくて、戸惑いを覚えてるのはきっと、さっき椎名くんが困ったみたいな表情をしていたからで。


当たり前だけど大きな勘違いをしちゃいけない。


椎名くんとは、あくまでも私の告白が終わるまでの“期間限定の恋愛ごっこ”……。



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