【完】クールな君に告白します
もちろん椎名くんには話す気でいたけれど、国崎くんとの経緯を話すということはつまり……。
ーーー梶先輩のことも話さなくてはいけない。
「どうなんだよ、月城……」
泳がせた視線を定めると、前髪の隙間から見えるブラウンの瞳がしっかりと私の答えを待っているみたいだった。
「昨日、体育館裏で偶然……国崎くんに会ったのーーー」
その瞳に答えるように意を決した私は、ぽつりぽつりと国崎くんとの出来事を話し始めた。
体育館裏は国崎くんのバスケの練習スポットだったことを知ると、既に知っていたことだったのか、特に興味のない返事が返ってきた。