【完】クールな君に告白します
「「「……………っ!!!」」」
ど、どうしよう……。
春風さん達が、ものすごく驚いたような顔でこちらに気づいて私を見てる……!
って、そりゃ、そうだよね……。
こんな、きっと誰にも見られたくないような場面を、いくら偶然でも私なんかに目撃されたって思ってるんだから。
「……あ、あのぉ………私、」
意を決した私は、ノートを片手に窓から顔を出して、いや、そりゃあもう窓から身を乗り出す勢いで声をかけ……。
「ひっ、ヒィィィィ!!!」
「じ、地縛霊っーーー!!」
私は、この一日で女霊から地縛霊に昇進したのでしょうか……。