【完】クールな君に告白します
せっかく、私なんかとこうして話してくれた椎名くんに、変な誤解をされて気味悪がられるのだけは絶対に嫌だ……!
「……は?」
「つまり……っ、こ、このノートはですね。黒魔術ノートではなく、というか……呪いをかけたい人の名前リストなんかじゃ……」
「呪いのノート?」
「ち、違います……っ!これは、私が作った似顔絵つきの学年名簿です……っ、」
ハッーーー!!
これじゃあまるで、学年全員を呪おうとしてるみたいに聞こえるかもしれない。
現に、椎名くんも怪訝な顔で私を見ているし……。