【完】クールな君に告白します
その言葉が、頭の中で何度も木霊している。
“不気味……”
そう、言われることしかないこの私が、お、面白い?
「そんなことしなくても、普通に話しかければいいだろ?」
「そう言われても……っ、私はいつも、みんなを怖がらせてしまうらしく……なかなか、上手くいかないんです……っ、」
「オレとは、普通に話してんのに?」
「それは……椎名くんが、」
ーーー椎名くんが、私の声を聞いてくれるから。