【完】クールな君に告白します



「だから、月城にダンクを褒めてもらったことが相当嬉しかったんだろうな。滅多に人の前で喜ばない隼人が、子供みたいに自慢してきて」


「く、国崎くん、が……。何かの間違いでは?」


「間違いじゃないよ。だから不気味不気味なんて言ってると、嫌われちゃうぞって言ってやったんだ。月城のこと、不気味だなんて思ってる隼人は、損してるってね?」



視線と視線が交差して、私より先に笑ってくれた梶先輩に、私も自然と笑顔を向ける。



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