【完】クールな君に告白します
「椎名くんは、私は自分とは違うって言ってたけど……独りじゃないんだよ……?」
ーーー“……本当は、諦めてほしくなかった”
国崎くんの悔しさに染まった顔を覚えてる。
そうやって、とても大切に思われてるってことまで忘れないで。
心配してくれている人は、ずっと、近くにいたんだよ。
「だから、もう一度……。届かないって諦めないで言葉にして伝えてほしい……」
弱くても、怖くても、それが情けないと感じてもいいから。
どうか、独りぼっちじゃないってことを、忘れないでほしい。
未来まで、諦めないで……。