片想い
「ええっ、本も入っててその大きさなの?
すごいね。」
「そうかな。」
彼が微笑む
「私なんてこのスーツケースがぱんぱんになるくらい詰め込んで来たんだよ〜
でも、合宿に本を持ってくるなんて、素敵ね
私も本、好きなの」
流石にこの中には本まで入り切らなかったけどね、と付け加える
「ああ……それじゃあ、この本貸すよ」
彼がバッグから文庫本を出して
私に手渡してくれた
「いいの!?嬉しい!
前からこの本気になってたんだ
ありがとう!」
前から読もうと思っていた本を
読むことが出来る
ってことも嬉しかったけど
何より、彼から本を借りることが出来るなんて
っていう感動のほうが勝っていた
「どういたしまして」
彼は落ち着いていて
でも嬉しそうに笑いかけてくれた
…………ああ
私はなんて幸せなんだろう……
すごいね。」
「そうかな。」
彼が微笑む
「私なんてこのスーツケースがぱんぱんになるくらい詰め込んで来たんだよ〜
でも、合宿に本を持ってくるなんて、素敵ね
私も本、好きなの」
流石にこの中には本まで入り切らなかったけどね、と付け加える
「ああ……それじゃあ、この本貸すよ」
彼がバッグから文庫本を出して
私に手渡してくれた
「いいの!?嬉しい!
前からこの本気になってたんだ
ありがとう!」
前から読もうと思っていた本を
読むことが出来る
ってことも嬉しかったけど
何より、彼から本を借りることが出来るなんて
っていう感動のほうが勝っていた
「どういたしまして」
彼は落ち着いていて
でも嬉しそうに笑いかけてくれた
…………ああ
私はなんて幸せなんだろう……