太陽が沈むまで

4月1日

私は中学二年生になった
そして新しい学校

私は母と慣れない道を歩き新しい学校に行った
学校に着くと見慣れない校舎に見慣れない人達が目に映る

皆が新クラスに胸を踊らせているのだろう

私と母は皆をすり抜け校長室を探して歩く
校長室に入ると愛想の良い感じの校長が立っていた

「こんにちは」

軽く挨拶をすると違う先生が入って来た

「紹介します。宇津宮柚子さんの担任になる仁科恭一先生です」

宇津宮と言う聞き慣れない名字に母を見た

母は苦笑いしていた

私は母に引き取られた為名字が変わっていたのだ

少し違和感のある名字に納得いくまでスネていよう
そんな事を思いながら校長の話にはい。と適当に頭を下げた

「じゃあ今日は始業式なので体育館へ行きましょう」

ここで母と別れ私は新しい担任に連れられ高鳴る胸を押さえ体育館へ向かった



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